リハビリテーション

協立病院のリハビリは、当病院の基本理念「地域住民の健康を支え、安心・信頼される病院であり続けます」を常に心掛け、各専門職種や関係者との連携・協力を図り、地域住民から信頼される専門職の一員として幅広い医療や介護の提供に努めます。

中枢神経疾患(脳卒中やパーキンソン病など)、整形外科疾患(骨折や変形性関節症など)、呼吸器疾患(肺炎や肺気腫など)などによる運動機能障害や日常生活動作障害に対して急性発症または受傷直後から理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)の専門技術による医療を提供しております。

医師、看護師等と連携し、身体機能・精神機能を高めて基本的動作や移動動作を含めた日常生活動作・応用動作の向上や再獲得に向けて、安心して治療が受けられるように努めています。また、精神・心理面に配慮し、コミュニケーション全般にわたる障害や嚥下機能障害に対しても専門的な治療を行っています。

医療の提供ばかりではなく、患者様の早期退院に向けて実際に家庭を訪問させて頂き、家屋や屋外の環境や介護力、地域の介護支援サービス状況等について相談員や介護支援専門員(ケアマネ)など、院内外の専門職種と連携し、安心して暮らしていただける様に支援体制を整えています。

リハビリテーションセンター
作業療法室
言語聴覚室

スタッフ紹介

現在、理学療法士 15名、作業療法士 9名、言語聴覚士 6名、アシスタント 2名の計 32名で日々患者様のリハビリに取り組んでいます。

当院の施設基準に基づいた疾患別リハビリテーション

  • 脳血管疾患等リハビリテーション料Ⅰ
    主に脳梗塞、脳腫瘍、脊髄損傷、神経疾患、高次脳機能障害などの患者様が対象です。
  • 廃用症候群リハビリテーション料Ⅰ
    急性疾患などに伴う安静により、一定程度以上日常生活能力が低下した状態の患者様が対象です。
  • 運動器リハビリテーション料Ⅰ
    主に上下肢の骨折、脊椎圧迫骨折、変形性関節症などの患者様が対象です。
  • 呼吸器リハビリテーション料Ⅰ
    主に肺炎、慢性閉塞性肺疾患などの患者様が対象です。

リハビリ室紹介

回復期リハビリテーション病棟

当院では平日だけに限らず土曜・日曜・祝日を含めた365日体制で患者様にリハビリテーションを提供しています。
できるだけ切れ目のない、集中した質の高いリハビリテーションを提供することで「1日でも早く仕事に戻りたい」「自宅に早く帰りたい」と望まれている患者様の機能回復を図り、早期の社会復帰、在宅復帰を目指しています。

理学療法

身体が不自由となった方に対し、主に運動療法と物理療法を用いて、起きる・座る・立つ・歩くといった基本的な動作能力の改善を目指し治療を行っています。

運動療法とは

障害のある方に対し、運動機能や能力を回復できるよう、筋肉の増大に役立つ
治療体操などから歩行訓練のような目的をもった運動まで多目的の運動療法を行っています。

物理療法とは

電気・光線・熱・音波などの物理的エネルギーを利用し治療するものです。目的は、痛みの緩和・運動療法を効果的にするための準備・循環の改善などがあります。また、能力障害が残ったとき、基本的動作や日常生活活動を改善するための指導、そして、社会生活を送る上で不利な要素を少なくなくするための福祉用具の選定や住宅改修などが含まれます。

理学療法 訓練内容

関節可動域訓練

関節運動が制限された関節に対して、他動運動やストレッチ運動を用いて関節運動を改善します。

日常生活動作訓練

起居動作や車椅子~ベット間の移乗動作訓練など、退院後の日常生活に備え、訓練を行っていきます。

筋力増強運動

筋力の向上、維持を目的に行います。

歩行訓練

歩行能力維持・向上のために行います。

関節可動域訓練
日常生活動作訓練
筋力増強訓練

作業療法

作業療法士

主に食事・身だしなみ・着替え・入浴など生活に関した訓練を行い、必要に応じて自助具(動作を容易にするために工夫した道具)の作成・紹介、精神面のケアサポートを行っています。
また、作業活動を通して体や手先の運動機能向上を図るとともに楽しみの場を提供しています。

作業療法とは

日々の生活内で行っている様々な活動や遊びを用いて、身体や心の諸機能の治療及びADL・QOLの向上を目的に指導・援助を行っています。
作業療法で大切にしていることは、作業そのものではなく「作業への取り組み方」です。

作業療法士(治療者として)の立場から、治療効果のある作業を「やらせる」 わけではなく、
1)その人が意欲的に取り組めるような(興味・関心のある)活動
2)その人の伸ばしたい部分(筋力・バランス・集中力・人との関わりかたなど)が含まれる活動

その二つを考慮し、生活するための動作・活動を練習します。
そして、集中して活動に取り組むことで心身ともに種々の効果が得られる。
その積み重ねが、生活の良い結果につながっていく。
そういった部分が、作業療法のとても大切な考え方のひとつです。

作業療法 練習内容

指の運動

麻痺に応じた練習。もうちょっと…がヤル気を起こします。

車椅子をこぐ練習

真っ直ぐに進むのは、なかなか難しいのです。

乗り移りの練習

車椅子の場所、手の位置など、ちょっとの工夫で楽々動作に。

着替えの練習

片手で着るには、コツが必要です。

言語療法

言語聴覚療法とは

脳卒中やその他の原因によって、“ことば”の機能に障害をもたれている方は、他者とのコミュニケーションが困難になったり、言葉を使って物事を考えたりすることが上手く出来なくなっている状態にあります。言語療法室では各種ことばの検査を行い、患者様に応じた訓練・指導を実施し御家族に対してもコミュニケーションに関する相談に応じています。また、嚥下障害(食べ物を飲み込むことの障害)についても同様に訓練・指導を行っています。

言葉の障害(失語症・運動障害性構音障害)や食べ物の飲み込みの障害(嚥下障害)を持つ方々に対し、評価・訓練・援助を行なうリハビリテーションの一分野であり、言語能力と嚥下能力が最大限に回復し、充実した日常生活を送っていただくことを目標としています。

症状と言語聴覚療法

失語症

症状:聞く・話す・読む・字を書く等の機能に障害のある状態
治療法:絵カードなどで理解力回復 / 発話の訓練 / 字を書く訓練

構音障害

症状:麻痺によりはっきりとした発音が困難な状態
治療法:口の体操 / 文章を読む訓練 / 発声の訓練

摂食・嚥下障害

症状:唇や舌、喉の麻痺によって、食べこぼしたりむせたりして今までのように食べられなくなる状態
治療法:医師、看護師、言語聴覚士、管理栄養士などで、患者様の状態に合った栄養管理や食形態を検討し、 患者様が安全かつ「食」を楽しめるようサポートします。